首位楽天を本拠地主催ゲームに迎えて2連戦。
埼玉西武ライオンズは1勝1敗のタイで乗り切った。
2試合とも接戦。
両者の力に大きな差がないことを証明した。
まだ序盤、されど大事な序盤。
2017年シーズンを占った東北楽天ゴールデンイーグルスとの2連戦を振り返っていく。
目次
課題の裏ローテ多和田、高橋光が粘投
以前お話した通り、ライオンズは先発投手陣に不安を抱えている。
現状菊池、野上、ウルフの3枚は好調だが、彼らとて安定してフルにシーズンを戦えるかと言われると体力面で不安が残る。
そして、体力面では上記の3名を上回るポテンシャルを持っている若い多和田、高橋光はまだまだ技術面で不安が残る。
そのうえ6番手以降の投手も候補がパッと出てこない。
それだけに多和田、高橋光に抱える期待は非常に大きい。
その二人が現在パ・リーグ最多得点の楽天相手にどんな投球をするのかは今後のライオンズを占ううえで非常に大きかった。
結果は高橋光が7回2失点、多和田が6回3失点。
7回を投げて8安打されながらも2失点で粘った。大量点を与えず「全体的には良かった。調子のいい楽天打線を(失点した回に)1点で抑えられたので」と内容には満足していた。
いわゆる最低限は出来たという結果。
しかし、彼らに期待するのはこんな内容ではない。
イニング以上の被安打とイニングの半分以下の奪三振。
もちろん毎度毎度完投、完封しろとはいわない。
しかし、彼らが持っているポテンシャルを考えれば、まだまだ期待以下の内容だ。
彼らなしではライオンズの上位進出はない。
来週はこれまた打線好調のオリックスバファローズと対戦する。
彼らの状態を占う上でまたとない打線だ。
4/4~5は共に敗戦を喫しただけに、彼らのリベンジに期待したい。
今年のライオンズはキャプテン浅村のチーム 源田のミスを帳消しに
5回終了時点で3点ビハインド。
相手はエース則本投手。
敗色濃厚な中、キャプテン浅村選手の犠牲フライで反撃の狼煙をあげる。
その後8回には1点差に迫るタイムリー。
そして引き分け濃厚になった延長12回に試合を決めるサヨナラタイムリーを放った。
直前にルーキー源田が犠打をミス。
「それをカバーしたいという気持ちが強かった。あいつはいつも頑張ってくれているので」。
実はこのサヨナラタイムリーが出る直前、12回裏無死一塁の状況で源田選手はバントを決められず、結果的に三振をしてしまった。
9回裏の2死1・2塁のサヨナラのチャンスでも倒れていただけに、源田選手は責任を感じていただろう。
浅村選手がサヨナラタイムリーを放った時に源田選手が見せたホッとした表情とその源田選手の肩を抱く秋山選手が印象的だった。
キャプテンのサヨナラ打!埼玉西武(@lions_official)・浅村選手のサヨナラタイムリー!https://t.co/rmpKLa3iQt #バットでGoGo
— パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) 2017年4月19日
味方のミスを帳消しにする頼れるキャプテン浅村選手。
2017年のライオンズは完全に浅村選手のチームになった。
そう言えるだけの大車輪の活躍を見せている。
このまま好調を持続出来れば、パリーグNo.1どころか、山田・菊池並ぶ12球団1のセカンドに達することができる。
相次ぐ怪我人 本当のライオンズの力はこんなものではない
好調のチーム状況とは裏腹にライオンズは怪我人が続出している。
金子、森、栗山らの主力を欠いた状況だ。
しかし、裏を返せばそれでも首位楽天と互角に戦えているのだから、彼らが戻って来た時は楽天以上の強さを見せる可能性がある。
もちろん楽天も今江選手の離脱、ウィーラー・アマダーの不振があるので、最高潮とは言えないだろう。
ただ、ここまで勝率.786とやや出来すぎた感がある楽天相手に互角の勝負を出来たことをライオンズは自信にしていい。
強い楽天と競り合えた経験はまた一段とライオンズを強くしたと言える。
まとめ
金曜日からはここまで調子が上がらない日本ハムとホームでしかも表ローテでの3連戦。
簡単には行かないが、2勝1敗でのカード勝ち越しに期待したい。
それでは、さようなら!
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