どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、先日大相撲の九州場所を観戦したお話をします。
2017年11月12日(日)~11月26日(日)に福岡(福岡国際センター)で行われている大相撲十一月場所。
連日報道されている横綱日馬富士関の暴行疑惑問題で揺れる各界。
この騒動が巻き起こる以前から観戦を予定していただけに、現在の相撲界を揺るがす状況に困惑している私。
チケットのキャンセルも相次いでいるとの報道もあります。
ただ、私が観たいのはあくまで場内で行われている大相撲。
場外でのゴタゴタは関係ありませんし、一生懸命頑張っている力士たちの勇姿は観たいもの。
そもそも、まだ事実関係がはっきりしておらず、処分未定の事件に対して、特に水を差されることはありません。
当該者には然るべき処分を、相撲界には体質改善を望むばかりで、理想の結末や誰々はやめるべきなどの持論を展開することもしません。
あくまで、今回は九州場所観戦の様子について記事にしております。
枡席観戦の模様や白鵬物言いに対する私の感想を記事にしたものです。
目次
福岡国際センター到着! 人生初の枡席
お昼は博多明太子に舌鼓を打った福岡プチ旅行。
【福岡・博多】『ごはん家 椒房庵』の焼き立て玉子焼き御膳と博多明太子ランチ!
博多駅からタクシーで10分ほどのところに位置する福岡国際センターに向かいました。
会場周辺は力士の方の姿もちらほらあり、福岡は大相撲の雰囲気に彩ろられて面も。
あいにくの雨でしたが、午後一時時点で福岡国際センター付近は大勢の方がいました。
ちなみに、福岡国際センター前で私の父が「今回の日馬富士騒動についてどう思うか?」というテレビの街頭インタビューをされました。
父は断っていましたが、それを見た私の感想は「小雨が降る中、傘もささずに会場内に走っている人を呼び止めてまでインタビューする必要はありますか」の一言です。
九州場所ということもあり、スポンサーは九州を代表する企業さんが目立ちました。
東京の両国国技館だけでなく、名古屋や大阪、九州場所、そして各地の巡業。
地域の活性化の意味でも、大相撲を日本全国で開催する意義はあるなと感じます。
それだけに、今回の例の騒動が地方巡業中に起きてしまい、巡業の内容とは関係ないところで、巡業部長を解任問題に発展しているのは残念です。
大迫力の枡席
人生二度目の大相撲観戦。
一度目は二年前の五月場所を両国国技館で観たものです。
初の枡席観戦。
入場後係りの方が席まで案内してくれる好待遇つきでした。
ちなみに、靴を入れるスペースが通路下にあります。
私が入場したときは十枚目、中入り前だったので、まだまだ場内は閑散としていました。
こういう下積み時代を過ごして、力士たちは大歓声が待つ晴れ舞台に昇進していくんだなと。
その一方でかつての幕内力士だったところから再起をかけるベテランの姿もあり、色々と感慨深いものがありました。
しばらく経ってから場内散策。
場内には各種表彰の際に贈呈されるトロフィーの数々が並べられていました。
大関杯。
三賞(技能、敢闘、殊勲)のトロフィー。
ちなみに、十一月場所の賞もあり、福岡市長賞になるとトロフィーと賞状、そして副賞として明太子1年分が贈呈されるそうです。
十両土俵入り前の裏で集合している様子。
試合前の険しい表情とは一転して、柔和な表情が目立ちました。
力士同士でまわしを締め直してあげたりしている様子が微笑ましかったです。
この中に自分よりも年下の方がいらっしゃるとは...。
皆さん体格もさることながら、堂々たる佇まいで、貫禄がありました。
華やかな舞台の裏で、通路で入念に調整・集中する力士の姿も。
相撲の一番は早いもので数秒で勝敗が決まる世界。
その数秒のために何年も稽古をして、何時間も試合前に調整する。
力士さんの別の面のカッコよさを拝見させて頂きました。
場内では飲食物やグッズが販売されていました。
お馴染みのおつまみもあれば、九州の地酒や特産品も扱ってありました。
学問の神様でお馴染み太宰府名物の梅ケ枝餅には長蛇の列も。
力士グッズはカッコイイものから、可愛らしいものまであります。
渦中の横綱日馬富士関のグッズも取り下げられることなく販売されていました。
そんなこんなしている幕内力士たちが館内に入場。
力士が通るたびに歓声が上がるなか、一際大きな歓声が上がったのは遠藤関。
シャッター速度の関係でお顔を写せませんでしたが、その凛々しく男前の表情をしかと目に焼き付けました。
他にも逸ノ城関など、人気の力士の方を間近で拝見。
十両力士の方にも驚かされましたが、幕内力士となるとその迫力とオーラは更に凄いものがありました。
花より団子というわけではありませんが、小腹が空いたので少しおやつタイム。
秋の味覚・甘くて美味しい勝栗を堪能。
勝利の勝ちと音のカチっを合わせた勝栗。
簡単に剥けて、小腹を満たすにはちょうど良かったです。
もひとつおまけに招福軍配のばり饅頭。
中はひよこ饅頭です。
素朴な味でお茶に合います。
幕内土俵入りと横綱白鵬への心無いヤジ
チケットキャンセルが相次いでいるという報道もありましたが、満員御礼通知が。
幕内力士入場の際にはほぼほぼ満員になっていました。
幕内力士が並ぶ姿は華があり、荘厳なオーラさえ感じ取れるものです。
一つ残念だったのは横綱・白鵬関の土俵入りの際に浴びせられた心無いヤジ。
「ビンタはやめろー!」や「ちゃんと手を叩けー!(儀式の動作の一つ)」というヤジが飛び、せっかくの土俵入りを台無しにしました。
個人的な印象ですが、こういった日本人側の非礼行動が報道される機会が少ないように感じます。
モンゴル勢などの外国人力士の行動やマナーに関しては厳しい目が向けられているのに、日本人のマナー違反が報道されないのはなぜなのか。
確かに一個人のマナー違反かもしれませんが、それを言い出せば”モンゴル人力士”というくくりとて、不要なものではないでしょうか。
品格を横綱ばかりに押し付けず、日本人観客や報道姿勢に関しても品を問いたいところです。
マナーを守って相撲を見る、悪いことは悪いと報道するのは横綱じゃなくとも求められて当然だと個人的には思います。
懸賞がかかった大熱戦
観客の方にはその日の取り組み表が配布されます。
その中には本日の懸賞取組欄もあり、
横綱クラスになるとその数は軽く二タケタを超えます。
個人的に気になったのは高須クリニックさんと、薄毛治療の懸賞。
相撲のファン層に中高年の方が多いのをねらっているのか、はたまた力士の中に....。
その懸賞がかかる大一番。
まず最初に目立ったのは角界屈指の男前・遠藤関。
CMに出演している永谷園をはじめ、多くの懸賞がかかっていました。
遠藤関にとっても勝ち越しがかかる大事な意味をもつ一番。
見事な粘り腰で、勝利し会場は大歓声に包まれました。
意外だったのは、遠藤関が男性からも大人気だったこと。
男性からの野太い声援も数多く送られており、男女問わず人気の力士であることを認識できました。
その後は九州出身の力士を中心に大歓声が。
白熱した取組も数多く、改めて相撲も生で観るべきだと感じました。
物議を醸している白鵬の物言いの場面
一人無敗で10連勝を続ける横綱と数々の好勝負を演じてきた嘉風関。
このコールする文化は九州場所独特のもの。
まるで会場全体が嘉風関を応援しているような雰囲気がありました。
ある意味こういう雰囲気で、何度も勝ち続けてきた横綱白鵬は本当に凄いなとも思わされもしたものです。
白鵬復活の全勝優勝! 勝ち続けるヒーローたちはカッコ良すぎる T・ウッズ、R・フェデラー...
そして、物議を醸しだしている昨日の結びの一番。
※余談ですが、外国人の方が結びの一番を”ファイナルラウンド”と言っていたのがなんだか面白かったです。
白鵬敗れる、白人驚く。 pic.twitter.com/0PbQ0fKeK9
— はろーぐっばい@新規ブログ53記事目 (@jubenonz) 2017年11月22日
試合後微笑ましい老夫婦のやり取りを見られてホッとしました。
今日相撲観戦後の帰り客がごった返す人混みの中で80歳くらいの老人が『バカヤロー!フラフラどこに行ってんだ!』と同い年くらいの奥さんに強く怒鳴ってた。
— はろーぐっばい@新規ブログ53記事目 (@jubenonz) 2017年11月22日
キレる老人ってやつかと思ってたら『俺の手を握ってなきゃだめだろ!』と超男前なこと言ってて惚れた。
お婆さんがニコニコしてたのも◎
まとめ
期せずして、またもや世間で話題のスポーツの試合観戦となりました。
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野球もそうですが、サッカーにしても相撲にしてもやっぱりスポーツ観戦は生に限るなと実感させられました。
迫力感や観客が作り出す雰囲気、中継されない裏側、そしてグルメ。
来年は大阪と名古屋場所にも行って、本場所会場制覇をしてみようかなと画策中です。
その時までには相撲界を騒がす場外の騒動が沈静化して、良い方向に向かってくれたらと祈ります。
それでは、さようなら!
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