どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日の記事は、メジャーリーグのポストシーズンに登板した、ダルビッシュ有投手の投球内容をまとめました。
ダルビッシュ有の試合前のコメント
本拠地で2連勝し、リーグ優勝決定戦進出に王手をかけたドジャース。
この試合に勝利すればリーグ優勝決定戦進出決定。
ダルビッシュ有投手のコメントは下記の通り。
「その(世界一の)ためにトレードされたと僕は思っている。でも、いきなり170キロを投げられるか、と言ったら投げられないし。自分の出来ることを最大限に発揮できるようにとしか考えていないです」。シーズン同様に、力強い投球が期待できそうだ。
引用:ダルビッシュ、第3戦へジョークさく裂「そのかっこいい顔だけは変えないでくれ」フリードマン取締役からの忠告明かす : スポーツ報知
また、記者の質問に対して、ジョークを交えた回答するなど、リラックスした様子ものぞかせた。
決戦前の最後の質問。米国人記者から「このチームに来て、フォームや配球を変えたりしたが、逆に変えなかったことは?」と問われると、右腕は少し照れ臭そうに切り出した。
「ファーハン(ザイディGM)とフリードマン(編成部門取締役)、この2人からすごく言われました。『そのかっこいい顔だけは変えないでくれ』と」
引用:同上
ダルビッシュ有10月10日投球内容
ダルビッシュ投手がメジャー移籍後自身初のポストシーズン勝利を手にした。
相手先発はドジャースの旧背番号21を背負ったザック・グリンキー。
新旧21番対決を制して、 見事チームをリーグ優勝決定戦進出に導いた。
ドジャースのダルビッシュ有投手(31)が9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦で先発。6回途中2安打1失点に抑え、PS初勝利。チームは3連勝し、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
イニングの内容
1回表に味方が1点を先制してくれてむかえた立ち上がり。
初回、1死からバントヒットを許したものの結果的には無失点。
立ち上がりはカットボールを中心に配球していたものの、怖いゴールドシュミット、J・D・マルチネスに対しては155キロ前後の直球とスライダーで打ちとった。
コントロールは相変わらずアバウトだが、球威がある分、痛い目にあう確率は田中投手よりも低い。
無駄な四球さえ与えなければ、結果は出るだろう。
それくらい球の力自体は感じさせられる立ち上がり。
左打者にはカットボールでカウントを稼ぎ、スライダーを決め球。
右打者にはフォーシームとスライダーで攻める組み立て。
ややボールが高いのと時折ボールが抜けるのが気になるが、ボールにキレは感じる。
脱力したようなゆったりとしたフォームで投げられており、状態は良さそう。
二回り目以降、力が入る場面でどんな投球を見せるかが序盤のポイントになる。
3回、前のイニングに引き続き三者凡退。
これで8者連続アウト。
無四球、球数30と非常に安定した投球。
奪三振を三つ奪ってはいるものの、基本的には打たせてゴロアウトを取ろうとしている狙いを感じた。
ここまで外野への飛球は0。
二回り目以降の投球にも期待。
4番J・D・マルチネスを三振に奪った後にはガッツポーズも飛び出した。
味方が4回表に2死満塁のチャンスを逃していたため、嫌な流れだっただけに、しっかりと流れを引き戻した。
ここまで右打者にはフォーシーム主体だったが、対マルチネスにはツーシーム主体。
低めに集めて、最後は三振を奪った。
スライダーが一瞬高く浮いた瞬間はヒヤッとしたが、それまで低めにツーシームをほうっていた分、ミスショットを誘えた。
その前のゴールドシュミットには完璧なスライダーで三振を奪うなど、徐々にエンジン全開。
ボールも低めに集まりだした。
5回、味方が追加点を奪った後の大事なイニング。
二死ランナーなしから甘く入ったスライダーを打たれ、ソロ本塁打を浴びた。
ややボールが高いのが気になっていたが、その危惧が現実になってしまった。
これで点差は一点差。
強力ダイヤモンドバックス打線を目覚めさせないためにも、6回以降の中軸との対戦をピタリと抑えたい。
6回表に味方が一点を追加し、3-1で迎えた6回裏。
ダルビッシュ有投手は先頭の代打ウォーカーのヘルメットひさし付近直撃の死球を与える。
その前もボールが抜けて右打者のウォーカーの手首付近に直撃(記録はグリップエンドにあたったためファウル)。
突如ボールが抜け始めたことと、精神的な動揺も考慮して、ピッチャー交代となった。
【ダルビッシュ有の投球内容】
8割の力で投げているような投球。
制球はアバウト気味だったものの、全てのボールに球威があるため、ダイヤモンドバックス打線が打ちあぐねた。
カットボールやツーシームを中心にしながら、要所では155キロ前後の速球と切れ味抜群のスライダーで牛耳る。
6回途中での降板は残念ではあったものの、次回登板に期待がもてる内容となった。
本気のダルビッシュが観られるのはこれからだ。
なお、試合はその後ドジャースが、シングラーニ、モロー、前田、ジャンセンと繋いで逃げ切り勝利。
負けなしの3連勝で、リーグ優勝決定戦に進出した。
前田投手は8回二点差の場面でセットアッパーとして登板。
キレ味抜群の153キロのストレートを外角低めいっぱいにコントロールしていた。
好調を維持しており、ベンチの信頼も徐々に高まっている。
ダルビッシュ有の2017年レギュラーシーズンの通算成績
※成績はレンジャーズ時代のものを含んでおります。
- 試合数:31
- 防御率:3.86
- 投球回:186回 2/3
- 勝利:10
- 敗戦:12
- 完投:0
- 完封:0
- 被安打:159
- 被本塁打:27
- 奪三振:209
- 与四球:58
- 与死球:6
- 失点:83
- 自責点:80
ダルビッシュ有の次回登板予定
リーグ優勝決定戦への進出が決定したドジャース。
次なる相手は同じく3連勝で勝ち上がってきたカブス。
ダルビッシュ投手は順当にいけば中7日で10月17日(日本時間18日)の第三戦が濃厚。
今日の試合は74球しか投げていないため、中5日で10月15日の第二戦もありえる。
球場、対戦相手、今日の投球内容への評価など総合的に判断して決まるだろう。
※追記 2017/10/14
10月17日(日本時間18日)の第三戦での登板が決定しました。
ドジャースのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)に行われるカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発することが決まった。13日(同14日)にロバーツ監督が会見で発表した。これでドジャースは第1戦カーショー、第2戦ヒル、第3戦ダルビッシュ、第4戦ウッドでワールドシリーズ進出を狙う。
引用:ダルビッシュは第3戦に先発決定! 地区Sと同じ"吉兆ローテ"で優勝狙う | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
悲願の世界一に向けて、消耗少なく勝ち上がれたことはプラスになっていく。
ダルビッシュ投手には次回登板と今日以上の投球を期待したい。