先日私のルームシェアメイトが持っているZ会が出版している速読英熟語という英語教材を読んだのですが、そこに出てくる長文や単語、熟語がそんなに難しく感じませんでした。
難易度に驚かなかったことが私には驚きでした。
というのもこの教材はセンター試験で8~9割を目指すような方に向けて作られた教材のようで、高校生時の私の英語力(センター試験で4,50点前後)であればとても読めたものではなかったからです。
この教材が読めることと今の自分には役に立つレベルであることが私はとても嬉しかったです。
もともとこの本はセンター試験対策用に作られたものなのですが、
読んでみるとこれは英会話にも活かせそうだなと感じました。
そこで今日はこの教材を用いた英会話に役立つ勉強法をお話したいと思います。
速読英熟語とは
速読英熟語について簡単に説明すると以下の通りです。
・50の長文の中に855の英熟語と224の構文が使われている
・一つの長文は約200文字で構成されている
・センター試験対策のための本
・姉妹書に速読英単語という本がある
・別売りCDでリスニングをすることが出来る
といった感じです。
構成としては1つの長文ごとに4ページ使われており、
最初は見開き左側のページに英語長文と単語の意味、見開き右側に英語長文の日本語訳と文法・語法などの補足。
めくって次の2ページに熟語と構文の説明が書かれています。
非常にシンプルな作りですので、ある程度読み手がこの本をどう使うか考えてから取り組んだ方が効果的だと思います。
オススメの使い方(英会話の場合)
・まずは1週して、自分がわからない単語・熟語・構文をチェック
・2週目以降から長文の読み込みと自分が勉強した構文を作って英作文
・上記の過程で同時に日常英会話で使えそうな表現や話題をピックアップ
以上が私のオススメの使い方です。
英会話の場合としたのは私がセンター試験対策がわからないからです(笑)
ですのでここではもし英会話に活用するとしたらという目的でオススメの使い方をご紹介します。
まず最初はとにかく1週することだと思います。最初から長文読解や暗記だと意気込んではどこかで飽きたり、もたなくなる人もいるかと思います。
ですので、最初は自分が知らないチェックを兼ねて長文を楽しんでください。
そして2週目以降からは長文の読み込みや構文・熟語の使い方をしっかり理解しましょう。
その際オススメなのが自分が学んだ構文・熟語などを用いて英作文をすることです。
ただ1つの熟語を使って1つの英作文をするのではなく、複数の熟語を使って長文の英作文をすることをオススメします。
例えば、20個の熟語を学んだとしたら、20個の内最低10個の熟語を使って1つテーマについて英作文をするといった形です。
テーマはなんでも良いと思います。
自分の趣味についてや興味があること、また人の会話をテーマにしても良いです。
書店で店員に探している本の場所を訪ねるや、あるテーマについて議論をするなどのようなシチュエーションです。
自分がどんなシチュエーションで英会話を出来るようになりたいのか想像して、テーマを設定すると実際の英会話に役立ちます。
ですので、長文や熟語に目を通す際にどんな状況で使えそうかイメージしながら読むと非常に良いです。
また、この本は長文のテーマも非常にユニークな内容が多いので、この内容自体が英会話の際に話のネタになります。
いくつかピックアップすると、
『アメリカでの子守の現状、集中力とは何か、クモは人類の友、テレビの子どもへの影響、人生の皮肉』
などなどです。
50の長文の中にきっとみなさんの興味を持つテーマがあると思いますので、これらの長文のテーマの面白さもこの本の良さの1つだと私は感じています。
まとめ
良く日本の英語教育は実用性がない、ネイティブはそんな表現はしないなどの様々な理由から時に批判を受けることがあります。
今の私の英語のレベル、経験値ではそれらの批判が本当に的を射たことなのかはわかりません。
ただ、現時点で私が思っているのはセンター試験など使われるレベルの単語力や読解力がなければ、英語のニュースや小説を読んだり、英会話で深い会話をすることは出来ないということです。
英会話をテンポよく話すこととセンター試験で点をとるための英語の勉強は関連性が低いです。
しかし、英語を使う場面は何も英語を話す時だけではありません。
ニュースや新聞、ビジネスで英語を読んだり、作文したりなど多岐に渡ります。
それらの際にセンター試験で学んだことは必ず役にたちますし、いずれ英会話をする際にも必ず役に立ちます。
ですので、ようは何から学ぶかではなく、学んだことをどう活かすかではないでしょうか。
今回始めてセンター試験対策の教材に目を通しましたが、このような教材の中にも必ず英会話の役に立つ要素があります。
みなさんも興味があれば是非この本を手にとって、自分ならどんな活用をするのか考えながら勉強すると色んなことに役立つと思います。
以上です。
それではさようなら。