先日下記の内容で私の英語力について書きました。
今日は私が考える「英会話するためには数学脳が必要ではないか」という話をします。
目次
とある数学者の話を聞いてみて
先日英語の勉強とは全く関係ないとあるラジオ番組を聴いていました。
そのラジオのゲストで登場された数学者の森田真生先生が、英会話のヒントになるようなことをおっしゃっていました。
番組内で直接英語について語られることはなかったのですが、その森田真生先生曰く
『数学にしても、日本語にしも、アラビア語にしても伝達すためのツールでしかない。そのためには普遍的でかつ誰が聞いても理解される考え方を持っている必要がある。』
一言一句そのままではありませんが、上記のようなことをおっしゃっていました。
私はこの話を聞いてこれは英会話にも関係している。
また英語だけでなく、これからますます進んでいくグローバル社会を生き抜いていくために必要不可欠な考え方であると感じました。
私が英会話時の思考パターン
英会話の時、私は英文を考える際に意識していることがあります。
それは以下の思考パターンです。
日本語で言いたい事を考える→簡単な日本語に言い換える→簡単な英語を作る(考える)
というパターンです。
なぜこう思考するかの理由は下記のとおりです。
- 英語力が低いので、難しい単語や冗長的な英文を作れない。
- 簡単な文でも冗長的な英文は作る(考える)のに時間がかかる。
- そもそも日常会話では冗長さより、テンポとわかりやすさが求められている。
自分の英語力が高ければ、もっと変わったアプローチがあるでしょう。
現時点の私の英語力では、この思考パターンでどれだけ処理速度を上げられるか、表現を増やせるかに注力した方が近道なのではないかと考えています。
というのも、英会話している時に「会話が盛り上がらないなぁ」と感じるのは言いたい単語や文法がわからないことよりも反応が遅くて会話のテンポやリズムが悪くなった時なのです。
英語教師や親しい友人と二人で話す時なら多少待ってもらえるのですが、ネイティブや3人以上で会話する際はこのテンポやリズムが悪くなることが致命的な問題となるのです。
なんというかつまらない雰囲気になるって感じですね。
もちろん英語の試験や資格、学術的な場面、ビジネスのプレゼン等では冗長的な文章や難しい単語を使う必要があります。
こと日常会話の場面ではわかりやすさとテンポが重要になると私は思います。
その結果、私はいかに英文を速く作れる(考える)かが大切だと考えたのです。
英語と日本語の親和性
そのために、私は普段日本語で話す時から『英語に直しやすい日本語』を考えるようにしています。
もちろんそもそも日本語を介さずに英語でものを考えられたら(いわゆる英語脳ってやつですね)良いのですが、現時点ではそのレベルに到達出来る気がしません。
では、なぜ私が冒頭で話した数学者の話にヒントを得たように感じたのかですが、それは『英語に直しやすい日本語』を常に考えるのは間違っていないと感じたからです。
というのも英語にあって日本語にはない表現、日本語にはあって英語にはない表現というものがあるからなのです。
これはロバート・キャンベルさんがおっしゃっていたのですが、
『こぼれ落ちる』という美しい日本語と同じ意味をもつ表現は英語にはないそうです。
英語でこぼれるを表す言葉にはネガティブな要素が含まれているそうで、日本語のようにポジティブな意味をもつ類似した表現はないそうです。
きっとその逆の現象もあるはずで、英語にあって日本語にない表現があるはずです。(英語脳の大切さを推奨される方たちはもしかしたらこの部分も勘案してるかもしれませんね。)
つまりなにが言いたいかというと、日本語と英語には訳しやすい言葉とそうでないものがあるので、常に英語に訳しやい英語っぽい日本語で考えていれば、スムーズに英語を話せるのではないかということです。
数学脳と英語脳と日本語脳
英語はよく論理的な言語と言われます。
実際英語を話していたり、読んでいると非常に論理性が求められる言語だと感じます。
なので、数学でも求めれる論理的思考を鍛えることは英語を理解する上でもとても大切なのです。
そのため、英語でも数学でも日本語でも矛盾のない考えをする癖をつければ、多くのことに対応出来るのです。
数学の公式とは世界共通のものです。
数学で求められる思考力をもつことが出来れば、どの言語話者とも意思疎通をすることが出来るのではないかと私は考えています。
まとめ
話が大きくなりすぎましたが、ここまでが現時点で私が考える英会話するために必要なことです。
今後考えが変わったり、新しい気づきがあるかもしれませんが、その時はまた共有させて頂きます。
また、今日話したことに向けてどんなことを具体的に練習しているのかについても今後書いていきたいと思います。
それでは、さようなら!