巨人が連敗を12連敗を喫し、75年に記録した球団ワースト連敗記録を更新してしまった。
首位広島とは11.5ゲーム差。
気がつけば最下位ヤクルトとは2.5ゲーム差。
21世紀になって12球団の中で唯一最下位になっていない両雄の今日の戦いを振り返っていく。
目次
両チームのスタメン 好調村田が故障でスタメン落ち
【巨人スタメン】
1(中)陽
2(右)橋本到
3(遊)坂本勇
4(三)マギー
5(一)阿部
6(指)亀井
7(左)石川
8(二)クルーズ
9(捕)実松
▽投・吉川光=左
【西武スタメン】
1(右)金子侑
2(遊)源田
3(中)秋山
4(二)浅村
5(三)中村
6(一)メヒア
7(指)渡辺
8(左)外崎
9(捕)炭谷
▽投・岡本洋=右
巨人は好調村田が故障でスタメン落ち。
変わって亀井選手がスタメンに名を連ねた。
また、小林選手もスタメンから外れた。
対する西武は巨人先発吉川投手と相性が良い渡辺直人選手が栗山選手に変わって先発出場。
両チームともここまで勝ち星のない投手が先発。
両投手の出来がゲームを左右する。
カミネロ二軍、クルーズ一軍について
私はカミネロを下げて、クルーズを起用した采配は悪くないと考えている。
クローザーに繋げる展開までもっていけないのであれば、打線を強化というのは悪くない手だと考えている。
ただ、お粗末なのはそのクルーズが8番にいるということ。
貧打解消のために挙げた選手を8番に置く(置かざるを得ない打撃力)というのは非常に勿体無い。
攻めて6番くらい打ってくれるならまだしも、そこまで守備範囲が広いわけではないクルーズ選手をカミネロ選手を下げてまで使うべき選手かと言われると疑問符が残る。
ならば、二軍に落ちた山本選手でも十分なのではないか。
クルーズ選手のお試し期間はカミネロ選手が再登録出来る10日間だろう。
そこまでに結果が出なければ、クルーズ選手は二軍落ちになる可能性が濃厚。
ここまで二塁手の貧打に泣いてきて巨人にとってはそれまでにクルーズ選手の打棒が爆発して、カミネロ選手の昇格を迷うくらいになるのが理想。
もしクルーズ選手がそのまま駄目なら怪我から復帰したギャレット選手の起用も考えた方が良いだろう。
先日話した通り、現在の巨人には左打者が不足している。
頼みの阿部慎之介選手も4月ほどの勢いはない。
クルーズ選手よりも打力に優れる左の大砲ギャレット選手を起用して、まずは打線のテコ入れを図るべきだ。
他の日本人野手が奮起して、打線に明るい兆しが見えるまではカミネロ選手ではなく、ギャレットorクルーズ選手を起用して打線のテコ入れを図る方が賢明だと私は思う。
出場選手登録を抹消されている助っ人右腕は3―0の9回から登板。最速160キロを計測して1回打者3人9球、無失点でセーブをマークした。
試合結果・感想
試合は3-0で西武が勝利。
4回にメヒアの8号ツーランで先制、6回に中村選手の13号本塁打で追加点をあげた。
先発岡本洋介投手は6回途中無失点で今期初勝利。
その後を受けた、武隈、牧田、シュリッター、増田のリレーで完封勝利。
巨人は散髪の6安打に抑えられ無得点。
陽選手が2安打と気を吐いたものの、起爆剤とはならなかった。
球団ワースト記録更新の12連敗となった。
西武の感想
谷間と呼ぶのが失礼なほどの好投を見せた岡本洋介投手。
3安打3四球と毎回のようにランナーを出したものの、思い切り腕を振っていたため要所要所を抑えることが出来た。
現在、多和田&高橋光が怪我で離脱しているため、これからも出番は増えるだろう。
ただ、この投手は旬が短期に集中するタイプの選手。
ようはムラがある投手。
そして言い方は悪いが現在打線不調の巨人相手ということを忘れてはならない。
恐らく次戦の阪神戦も先発が予想されるが、次はそう簡単にいかないだろう。
ただ、失うものはない立場なので、今日のように腕を振っていけるとこまでいくの姿勢で臨んで欲しい。
また、ここにきて当たりが出てきたメヒア・中村の両主砲。
4番から外れた中村、7番降格のメヒア。
チームが好調なため、明るみには出ていないがかつては4番を打った元本塁打王。
内心は穏やかではないだろう。
まだまだ若い選手には負けてられない立場。
元の打順を取り返すくらいの意気込みで、これからも長打を連発して欲しい。
巨人の感想
とにかく打てない。
まずは打線の奮起をとしか言いようがない。
結果が出ない時は何をしてもダメというが、ここまで来たらやれることは何でもやってみるしかないだろう。
マイコラス投手が登板した後に即抹消してギャレット選手を登録する。
マギー、ギャレット、クルーズの同時起用を試してみるのも一つの手ではないか。
菅野、田口のエース級。
試合を作れる吉川、池田。
そして来週1軍登板予定の山口俊。
これだけ先発投手がいるのだから一度マイコラス投手を外して、とにかく打線を強化するのもありなのではないだろうか。
バランスを欠いた戦術のように感じるかもしれないが12連敗している時点で既にバランスは欠いている。
既に右偏重の歪な打線になっている。
今更バランスがどうだこうだと言える状況にないのではないだろうか。
ここまで負けてしまったのだから、これまでの定石を崩した策に打ってでるのも悪くない。
まとめ
巨人は球団ワースト記録の12連敗。
明日負ければ13連敗。
2015年にライオンズは13連敗を喫したことがある。
そのライオンズが明日勝てば巨人に同じ13連敗を味わせることになる皮肉。
これだけ野球ファンから注目を集める巨人の連敗記録。
それはそれだけ人気、注目を集める球団でもあることの現れ。
現時点で優勝は絶望的な状況だが、応援してくれるファンのためにも諦めない姿勢で臨んで欲しい。
それでは、さようなら!
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