21日午後6時(日本時間22日午前10時)に行われるWBC準決勝アメリカ戦。いよいよ始まる決戦を前にして当事者でもない私が興奮を抑えきれなくなってきました。
ワーキングホリデー中というメリットを最大限活かして、明日・明後日は休みをとりました。万全の態勢で試合観戦に備えます。
そこで今日は決戦を明日に控えて、ここまでアメリカ戦を前に出ている情報やアメリカについてなどを中心にお話しをしていきます。
目次
過去のアメリカとのWBCでの戦績
日本とアメリカは過去にWBCで二度対戦。
2006年大会は二次ラウンドで相対した。
イチロー選手の初回先頭打者本塁打がありながらも、例の『世紀の大誤審』によって勝ち越し点が幻と消え、最終的にはサヨナラ打を浴びて3-4で敗戦。
2009年大会は準決勝で激突。
松坂投手の好投や打線の爆発もあり9-4で勝利。
対戦成績は1勝1敗で五分五分。
準決勝アメリカ戦の先発は菅野投手
準決勝のアメリカ戦を前に日本代表の小久保監督は日本の先発投手は菅野投手であると明言。
日本の小久保監督は会場となるドジャースタジアムで記者会見し、米国戦で菅野(巨人)を先発させることを明言。「球場の雰囲気にのまれないことがまず大切。先発がある程度、試合をつくることが勝つために必要」と話した。
先発に指名された菅野投手もその意気込みを語った。
菅野は「しっかり試合でいいパフォーマンスができるように今日を過ごして明日を迎えたい」と意気込んだ。
菅野投手は今大会2試合に先発し、8 1/3回を投げて防御率5.40、被本塁打2本と本来の投球が出来ていない。
特に二次ラウンドのキューバ戦では4回4失点と精細を欠いている。中でも一番心配なのは持ち味の制球力。2本の被本塁打はいずれも高めに浮いた変化球。これまで以上に強打者が揃うアメリカ相手にどこまで本来の制球力で勝負出来るか。彼の好投なくしてチームの勝利はないでしょう。
オールスター出場経験19名を揃えるスーパースター軍団アメリカ
大会唯一の参加メンバー28名全員がメジャーリーガーというアメリカ。その内オールスター経験者が19名もいるなどその実績は日本を遥かに凌ぐスーパースター軍団。
二年連続ナリーグ二冠王(打点・本塁打王)のアレナド。
4度のゴールドグラブ賞、6年連続20本塁打以上など攻守に存在感を発揮するキャプテンアダム・ジョーンズ。
北米プロスポーツ史上最高額となる総額3億2500万ドルの大型契約をし、本塁打王経験もあるジャンカルロ・スタントン。
などそうそうたるメンバーが揃っている。
ここまではその主力に調子がでなかったが、二次ラウンドのドミニカ戦でアダムジョーンズが本塁打性の当たりをスーパーキャッチ、不調の大砲スタントンが勝ち越しのツーランホームランを放つなどここにきて主力の状態が上がってきた。元々の実力は凄まじいものがあるだけに本調子になられると日本にとっては非常に厄介な存在だ。
またここにきてメジャー屈指のストッパー、メランソン投手を追加召集するなど並々ならぬ本気度を見せている。
引用:【WBC】アメリカ代表が日本戦に向けてメジャー通算168Sクローザー”メランソン”を召集 | 野球メディア Clipee
※アメリカ代表について気になる方は下記のブログのアメリカについての記事を参照してみてください。
【WBC2017】侍ジャパン準決勝の相手はアメリカに決定!要注意選手を紹介!
【WBC2017】侍ジャパン準決勝の相手はアメリカに決定!要注意選手を紹介! - 20代野球好きの生活界隈
【WBC2017】アメリカ代表メンバー個人打撃成績
【WBC2017】アメリカ代表メンバー個人打撃成績 - 20代野球好きの生活界隈
気になるアメリカの先発投手実績十分のロアーク投手 攻略の鍵を握る選手とは?
アメリカの準決勝の日本戦の先発投手はロアーク投手。
ロアーク投手は30歳の右ピッチャーで、昨シーズンは主に先発として16勝10敗、防御率2.83の成績でナショナルズの地区優勝に貢献しました。
バッターの手元で動く速球「ツーシーム」を軸に内野ゴロを打たせるピッチングが持ち味で、昨シーズン先発した試合では平均で7回途中まで投げています。
引用:WBC準決勝 アメリカの先発はナショナルズのロアーク | NHKニュース
このロアーク投手の動く速球「ツーシーム」は日本人打者が苦手とする球種として有名。
NHKの米大リーグ中継の解説者としてロアークを見てきた小早川毅彦氏(サンケイスポーツ専属評論家)は「球速150キロ前後で、打者の手元で動く直球を投げる。チェンジアップもよく落ちる。米国の投手らしい投手で、日本選手が最も苦手にするタイプといえる」と分析した。
引用:【WBC】米先発はロアーク 小早川氏が特徴と攻略法解説「日本が最も苦手なタイプ」(1/2ページ) - 産経ニュース
攻略の鍵を握る青木選手
個人的には苦手というよりは慣れていないというのが正しいと感じている。
ここは侍ジャパンの中で最も動くボールに慣れている青木選手の活躍に期待したいところ。
2017 WBC 稲葉篤紀×メジャー青木宣親 外国人特有の 動くボール 攻略法
手元で少し動くのではなく大きく曲がってくる1つの変化球としての対応を期待したい。
予想スタメン 気になる千賀投手の起用方法
日本代表の予想スタメンは以下の通りだ。
1(指)山田
2(二)菊池
3(右)青木
4(左)筒香
5(一)中田
6(遊)坂本
7(中)秋山
8(三)田中
9(捕)炭谷
先発P=菅野
青字の部分は不確定部分。ここはそれぞれ鈴木、松田選手の起用もあり得るが、ロアーク投手対策でどちらかは左打者を入れるのではと予想している。
またドジャース戦では3番坂本、6番青木選手の形を試していたが、私は本番ではこれまで通りの形に戻して青木選手の活躍にかけるのではないかと考えている。
千賀投手の起用方法は?
決勝Rは95球制限となるため菅野投手が理想は6回前後を投げてくれるところだが、強力アメリカ打線のことを考えれば早めの継投が必要となるケースも出てくる。その時に千賀投手をどう起用するか。
WBCでは「1試合で30球以上投げた投手は中1日以上空けなければ登板できない」というルールが存在する。
もし千賀投手を決勝戦でも登板させたいならば30球以上は投じられない。そうなると最長でも2イニングが限界。しかし、決勝を意識するあまり準決勝を落としては意味がない。首脳陣にとっては非常に難しい選択を迫られる可能性があるが、千賀投手の起用法が日本代表の命運を握っているだろう。
まとめ
日本と熱戦を演じたオランダが本日の準決勝プエルトリコ戦で延長11回の死闘の末惜しくも敗れた。しかしそれは日本代表もメジャーリーガー軍団相手でも十分やれることを意味している。
引用:プエルトリコ、延長11回の激闘制す WBC準決勝 - 2017WBC(ワールド・ベースボール・クラシック):朝日新聞デジタル
準決勝開始まで後15時間。 ここまでくれば相手が強敵になることはわかっていたこと。後は出来る限りのコンディション調整を行って試合に臨んで欲しい。
最高の試合を観れることに期待しています。
それでは、さようなら!