のっけから言うと、今日の話は半分愚痴みたいな話になります。なので、正直に言うと気を悪くする方もいらっしゃるので愚痴が嫌いな方は見ない方が良いです。
でも、私は言いたいんです。英語が満足に喋れないからって理不尽な要求に屈したくない!!と。
ホテルの仕事を初めて約2ヶ月半ですが、実は何度も英語でスーパーバイザーたちと口論をしているんです。
正直相手は流暢に英語を話せるのに対して、こっちは拙い英語でしどろもどろ。それはもう形成は不利ですよ(笑)日本語の口論なら負けない自信がある論拠はいくつもあるのにそれを上手く伝えられないもどかしさと悔しさがいつも残ります。今のところまだ相手を説き伏せることが出来ていません。
ただ、その悔しさが英語をもっと学ぼうという原動力になっているのも確かです。
そこで今日はこれまでにしたワーホリのアルバイト先での口論と現状の私の英語力についてお話していきます。
目次
おかしいものはおかしい 今の職場の解せぬこと
初めに一応触れておくと私の現在のワーホリ中のアルバイトはホテルのハウスキーピングジョブです。
最近は9連勤⇒1休⇒13連勤⇒1休⇒14連勤 ってな感じで中々にハードな感じになってきました(笑)
さて、ではなぜ何度も私が上司たちと口論をしているかというと、それはズバリ理不尽なことが多いからです。
初めにバトルが勃発した時は1部屋あたりに割与えられている時間が少ないということです。
というのも私の仕事では部屋の広さやサービスごとにもらえる時間が決まっています。
大部屋・完全な清掃⇒70分、小部屋・簡易な清掃⇒12分
みたいな感じで。ただ、正直に言ってこの割当時間がめちゃくちゃ短いんです!もちろん自分のスキルが足りない(作業スピードが遅い、効率が悪い)というのも要因としてあります。
ただ、自分の非ではない部分もあるんです。例えば倉庫のアメニティが十分ではない、シーツ類がないなど。また、シーツや枕カバーに汚れや新品があると洗ったばかりの新しいものであっても使えないので、せっかく持ってきたシーツ類が使えずに何度も倉庫まで行く必要があるのです。(これがめちゃくちゃ多い! 業者の方お願いしますよ...)
また、部屋ごとのお客様の使用の仕方によって部屋の掃除にかかる時間がかなり変わってきます。
こういった自分ではどうしようもない変動要素があるのにも関わらず、部屋ごとに割与えられている時間数は熟練の作業者が比較的綺麗な部屋を倉庫に適切な補充物品がある前提で組まれているのです。
熟練者を前提とするのはわかります。これは仕事なのですから別に私のようなスキルのないものに合わせる必要はありません。
ただ、納得いかないのは自分の非ではない部分で発生する無駄な時間を私たち作業員が人力でカバーしなければいけないことです。これが数十回に一回起こる希なことならまだ飲み込んでもいいのですが、8割近い確率でこの状況が発生するのを私がカバーしなければいけないのは納得がいきません。
普通の時間設定の感覚なら例えば10回部屋を掃除する場合にスムーズに終わるケース、比較的スムーズに終わるケース、時間がかかるケース、かなり時間がかかるケースのケースごとの時間と回数を見積もってそこから数字を出すべきだと私は思います。
それと、各作業ごとの想定割当時間を教えて欲しいんですよね。例えばベットメイクが10分、トイレとシャワールームが10分、掃除機がけが5分みたいな感じの。いくら求めてもこれを見せてくれないのが解せないんですよ。別に文句を言いたいわけではなくて客観的に自分の改善点を知りたいんです。この部分は見積時間通りに終わってる、ここは終わっていないからもう3分短縮する必要があるなどの気づきを。
それにも関わらずひた隠しされると本当に見積もっているのかってことが疑わしく思えるんです。
百歩譲って、雇先が指定した条件を飲めないのなら辞めろという理屈を飲み込んだとしましょう。ならば、せめて改善点をこちらから吸い上げる形をとって欲しいのです。先ほどのシーツ類の汚れやシミのケースであれば洗いたてにも関わらず、汚れているものを申告するなど。そうでもしないとシミがあるものをただ洗う⇒シミが残ったまま⇒シミがある状態⇒また洗うの繰り返しになるだけでなんの解決にもなりません。また、ハウスキーパーたちが申告しなければホテル側も今のクリーニング業者は問題がないと思うだけです。これじゃ残業を申請しなかった結果、チームは上手く回っているとトップから思われて問題が解決しない日本企業と変わらないじゃないですか。
と建設的な解決に向けて話たいのですが、中々聞いてくれないですよね。まぁ、むこうからしたら働かせてやってるのに『たかだか一ハウスキーパー』がって感じなのでしょう。
私の英語力が低いことが原因なのですが、私はただ改善をしていきたいと考えているだけなのですが、向こうからはルールに従わない生意気なやつにうつっているはずです。
度重なるアルバイト先の上司との英語で口論
ここで今までに口論になったケースを挙げておきます。
- 時間数の割当(なぜ自分の非ではない部分までカバーしなければならないのか)
- 参加必須のミーティング・研修に時給が発生しない
- 知らなかった(聞いていない)ルールを守っていないからと言って怒鳴りつけられる
1.時間数の割当
前述した通りです。いつもお前のスキルが足りないからって言う理論をごり押しされます。なので私はそこはわかってる。私の至らないところだ。改善するように努力する。ただ私が今話したいポイントはそこじゃないって言ってるのですがどうしてもスキルの話で無理矢理押し通そうとるのは話が違います。
2.参加必須のミーティング・研修に時給が発生しない
2に関しては作業開始の30分~45分前から参加必須のミーティングがあります。私はここで時給が発生しないことが解せないのです。それが5分10分の世界ならとやかく言うつもりはないのですが、これが30分以上かかって、ひどい時には1時間ほどかけて新しい業務の研修が始まったりするんですよね。
少なくとも日本の労基法であれば強制的な仕事に関わる打ち合わせの場合、雇用側は賃金を支払う必要があります。ただここはオーストラリア。オーストラリアの労基法についてもっと調べて、これが正当な主張であるかどうか確かめる必要があります。お金が発生しないのをいいことにあれやこれや雑用をやらせたりするのはなんかおかしい気がするんです。
3.知らなかった(聞いていない)ルールを守っていないからと言って怒鳴りつけられる
ここが最近よく口論になるポイントです。私の勤めているホテルはいくつも店舗があります。その中のA店舗で私は研修を受け、この仕事のやり方を教わりました。
ところがこの仕事は教わったA店舗だけで仕事を行うわけではなく、B,C,Dなど他の店舗に派遣されることもあります。様々な店舗に行ってみて私が知ったのは店舗ごとに掃除の仕方やルールが異なるということです。
感覚的には7割はどこも同じルールで、3割は拠点ごとによって異なります。
この3割が曲者で、常識の範囲内でわかることじゃないことが多いのです。
例えば、ある倉庫にアメニティがなかったらどうするか。ある店舗では全ての倉庫に自分で探しにいけ、ある店舗ではスーパーバイザーに連絡しろ、またある店舗では他の階にいかなくてもいいし、連絡しなくても良いので紙に書いて仕事終わりに報告しろと言った感じバラバラなのです。
また、研修を受けていない店舗に行った際に特に特別な指示やレクチャーがあるわけではないので、A店舗で教わった通りにしていると指摘されることがあります。
指摘される分にはいいのですが、今私が主に働いているB店舗のマネージャーは高圧的に怒鳴りつけてくるのです。『お前の責任だ。お前が今から全部後始末しろ。さもなくば今後ここでは働かせない』という脅し付きで。
これって明らかに職権濫用でしょう。立場の強いものが弱い者に高圧的にまくし立てて、屈服させるなんて。しかも解雇をちらつかせるて。
私が店舗によってルールが異なるならそれを全て教えくれるか、マニュアルを見せて欲しいと頼むと言うことを聞く気がないのかと他のマネージャーたちも呼んで私を事務所で囲い込む。ひどい時には『殺すぞ』とか『死ね』とか言われる始末。そんなことを言われてはこっちも黙ってはいられません。
窮鼠猫を噛むってやつを見せてやろうと口論のスタートです。
まぁ、前述した通り、まだ相手を言い負かすことが出来ませんが(笑)
※注:私の職場はもちろん良い同僚・上司もいて楽しい側面も多々あります。
英語で議論する練習 !? なぜ私が意見を口にするのか
実はここまで書いていてなのですが、実は真の怒りというものはないんです。実は私の中で英語で議論をする練習だと思って挑戦している面もあるのです。
自分が旅行者やお店のお客さん、英会話の生徒などであれば相手は優しく話を聞いてくれます。友人・知人の場合でもそうでしょう。
ただ、仕事の場面や利害関係である場合はそうはいきません。
相手も黙って聞いてくれるわけではないですし、向こうの主張をしてきます。それに何よりも簡単には折れてくれません。
しかし、これこそが私が身につけたかった英語力の一つなのです。そんな私にとっては今の職場は絶好の機会があります。
以前少し記事にしたのですが、海外の人は日本人と比べて主張することを大切にします。
別のブログでも同じような種類の興味深いことが書かれていました。
議論大好きドイツ人と議論嫌いな日本人。議論は粗探しじゃない
議論大好きドイツ人と議論嫌いな日本人。議論は粗探しじゃない - ドイツ発 雨宮の迷走ニュース
私がこの記事で激しく同意したのは以下の部分。
議論=批判でも、議論=悪口でもないです。お互い見えていないことを指摘しあって理解を深めるのが議論です。
別に喧嘩したいわけでも、ただいたずらに不平不満を並べ立てるつもりはないのです。
お互いの理解を深めたいのです。
そのためには圧倒的に足りない議論する経験を積むことが大事だと私は考えています。そこから逃げずに立ち向かって善後していかなればせっかく海外で生活・仕事をする意味がないのです。だから私は臆せず自分の意見を口にしているのです。
悔しさや怒りが学習意欲を駆り立てる
と生意気なことを言っていますが、はっきり言って全くが歯が立ちません。自分の意見を検討・理解してもらえない以前の問題で何を言ってるのわかってもらえません。
ゆっくりと時間をもらってようやくギリギリ自分の意見が伝えられるレベルの私が対面で早口でまくし立ててくる流暢な英語使い相手に刻々と状況や言い分、感じ方が変わる中で英語を話すのは今の私には無理です。
でも、その出来ないという明確な現実が私の学習意欲を駆り立てるのもまた事実です。正直かなり悔しいです。そして何より情けないです。こんなんで英語を使った営業職に就きたいとか、ディスカッションしたいとか夢見ている自分が恥ずかしくなります。ただ、そこで落ち込んだり、悩む必要はありません。自分を向上させれば良いだけなので。
人に対して抱いて良い感情・目標ではないかもしれませんが、私はあの憎きスーパーバイザーを口で言い負かしてやることを目標にしています。あの人の英語のスピード、論理パターン、立ち居振る舞いを想定しながら、自分が正しいと思う主張を絶対に納得させてみせると。
まとめ
私の同僚の中には無駄な体力は使わずにおとなしく従っておけばと言ってくれる人もいます。正直私もその方が楽です。日本でなら間違いなくそうしてきました。
しかし、元々私が英語を話すことに憧れたのは欧米人の議論及び主張する姿勢です。
自分が納得していないことはとことん話す。
それに憧れてそれを出来る状況があってやらない手はあるでしょうか。
言い方は悪いかもしれませんが、私は1年の期限付きでオーストラリアに滞在している外国人。ここで遺恨を残しても後の生活に大きな影響を与えるものではありません。
なので嫌われる勇気をもって、ここオーストラリアではやってみたいことを精一杯やっていこうと私は考えています。
もちろん、最低限の礼節とマナーは守ります。日本人のイメージを悪くしないように。
それでは、さようなら!
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